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2022年何もできなかったと考える自分のスタンスの変化

2022年のまとめを書こうかと何度も考えたものの、振り返るほどのことができなかったなということで避けていた。具体的な事象は振り返るに値しないのでおいておいて、改めて2022年の自分は何が大きな変化だったのかと年末年始考えていると、結局のところ学問に対する根本的な興味と好奇心の喪失が大きいんじゃないかと思うに至った。

やらなければという思いだけが独り歩きする

最近より顕著になってきたのは、自分の興味が実学を重視するという傾向。仕事ですぐ使えたり、なにかPoCでもモノを作れたりと、作って動かせるような情報をよく取り込むようになってきた。一方で、本を読んで知的好奇心をくすぐられるような体験からは離れてしまった。それと同じように基礎的な分野で学問の土台を作ったりするようなものに対して、重要だとわかっていながらも取り組めてない。

勉強する上で一番大事なのはそれが本人が心から重要であると認識することである(となにかの本の第1章で読んだ)。まずそれができなくなってきた。というよりも、優先順位が変わってきたと言って良い。例えば何かの文化人類学的に面白い本があったとして、本屋で見かけて面白そうと思うことは今まで通りある。ただ実際にそれを買ったとして、それを読むよりも機械学習プログラミング言語の実用的な本を読んだほうがいいのではないかという思いからか、積ん読になったり読み始めた途端に集中力が持たなくなってしまう。興味を失っているわけではないと表面的には思っているが、深い部分で腹落ちしていなくて、それが行動に表れている。

そうした知識の裾野を広げてかつ土台を作ることが重要であることは百も承知ではあるが、それができない。やらなければいけないという思いとは裏腹に、すぐに役に立つ手頃な情報に飛びついてしまう悪い癖が顕著になってきた。

認知のズレ

ここ数ヶ月でそういう状態になったということを客観視できるようになった一方、手頃な実学重視なのは昔からそうであって何を今更という感じではあるので、今度はなぜその傾向が強くなってきたのかを考えるようになった。

そこを突き詰めると、結局のところは仕事のパフォーマンスに対する自分の理想と現実のズレが大きいのではないかという結論に至った。プールの水の中で歩いているような、自分はもっと早く歩けるはずなのに実際は水の抵抗を受けてゆっくりしか歩けていないような、そんな気分だ。そのズレが大きいからこそ、そこを埋めることが第一目標となり、その他の活動に対する優先度が低くなってしまっている。

というのも、ちょうど去年の中頃から仕事でチーム異動があり機械学習から離れることになった。最近はデータエンジニア/アナリティクスエンジニア的な仕事を多くするようになって、今までとはちょっと違った分野をやり始めたことが大きく影響しているように思える。

そのズレがなくなって仕事のパフォーマンス100点で今の自分最高!なんて日が来るとは思えないが、その認識を大きく変えないといけないタイミングに来たのかもしれない。過大評価している自分のパフォーマンスを正して、現実を受け入れる必要があるようだ。これがいわゆるミッドライフクライシスなのかもしれない。

ここを解決すれば、心の余裕ができて他の分野の興味や好奇心が復活するかも。

まとめ

今年は仕事も勉強も頑張りたい!!!