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家の玄関ドアを直した

家の玄関ドアが数ヶ月も前から調子が悪く、人間が力をかけないと完全に閉まらなかったり、ドアの開け締めで金属の擦れる音がしていた。気付いてはいたがずっと先延ばしにしていたものの昨日一念発起して調査したところ、ちゃんと閉まらないのはネジが緩んでいただけで、あとはシリコンオイルを挿したら音もなくなった。この間わずか3分。もっと早く取り組んでいればと思うばかりである。静かにきちんと閉まるドアは、当たり前だが使っていて気持ちが良い。

なんで3分で解決する問題を数ヶ月も放置し続けていたのか。理由としては

  • 調べるまでやることが分かっていない、見積もりが立てられない
  • 使う分には困らず、ちょっとした不快感や面倒さを一瞬味わうだけ

の2つだろう。取り組むまでは3分で済むのか30分かかるのか、それとも自分では直せないのかの見積もりが立てられていない。自分で直せないとなると業者を手配したりという別の重いタスクが生じることになるので、その心理的ハードルの高さも影響していたと思われる。また、困り度合いとしてもそれほど優先度が高くなく、1日に数回の頻度でそれも一瞬感じるだけなので、その場で対応しなければもう頭の中から抜け落ちて他のことをやり始めてしまう。

さて、これは仕事ではchoreと呼んでいる作業だ。チケットに起票するほどでもない作業や、ちょっとしたリファクタリング、環境整備などがこれに当たる。チームでは持ち回りで当番を決めて対応することで、放置しないようにしている。ボールの譲り合いや見なかったことにするのが一番良くない状態なので、こうして明示的に担当する人や期間を決めるのは良いと思う。

自分の日常でも意図的にchoreなことをする時間を設けないと、こうして延々と先延ばしにするんだろうなということを、家の玄関ドアを直しながら考えた。