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ngrok → Tailscale

家のDesktop PCに外部からsshするのに、今まではngrokを使っていたが、Tailscaleに乗り換えた。乗り換え理由は、以下の2つ。

  • ngrokはFree planの場合に実行ごとに接続先のポート番号が変化し、Pro以上の有料プラン($20/month)でなければ固定できない
    • ポート番号が変わるたびに、接続元のsshで毎回ssh -pオプションで指定するか、.ssh/configを書き換える必要がある。前者の場合VSCodeのRemoteが使えない
    • Tailscaleならば、一度端末を設定してしまえばIPアドレスは固定のため、変更する必要がない
  • tensorboardや各種web appを利用するときに、ssh -Lのポートフォワーディングで毎回ポート番号を指定しなければいけない
    • sshが切れると当然ながらアクセスできなくなる
    • Tailscaleならばポートフォワーディングが不要でかつ、Magic DSNで端末名を利用できる

唯一の欠点は、接続元でVPNを利用するため、他のVPNを利用できなくなることだろうか。出先のWifiに繋ぐときは気をつけなければいけない or Exit Nodesを使わなければいけない。

今回の場合、接続する端末が固定という点でTailscaleに利があった。規約改定前のColabなど、接続端末が不定クラウドを利用するときはngrokの方が便利な場合がある。